平成29年52週~ インフルエンザ、 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2018年01月12日

平成29年 第52週(12月25日~12月31日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 52 週の定点把握対象疾患の総報告数は 2903 人で,前週(2358 人)より 545 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:出水(32.20),川薩(35.00)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿屋(2.40),姶良(3.43)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(5.80),西之表(4.00),川薩(2.50)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:鹿児島市(27.13),指宿(19.33),伊集院(18.67),志布志(12.60),鹿屋(24.00),西之表(10.00),名瀬(23.20),姶良(27.73)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 52 週のインフルエンザの報告数は 2007 人で,前週より 634 人多く,定点当たりの報告数は 21.58であった。
年齢別では,10~14歳(398 人),6歳(160 人),7 歳(140 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(35.00),出水保健所(32.20),姶良保健所(27.73)の順に多い。
出水保健所,川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

(2) 感染性胃腸炎
第 52 週の感染性胃腸炎の報告数は 505 人で,前週より 13 人多く,定点当たりの報告数は 9.18 であった。
年齢別では,1歳(82 人),20 歳以上(62 人),2歳(58 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(15.00),姶良保健所(13.57),指宿保健所(13.50)の順に多い。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 52 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 114 人で,前週より 50人少なく,定点当たりの報告数は 2.07 であった。
年齢別では,6 歳(19 人),5 歳(15 人),7 歳(15人),8 歳(13人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(4.50),鹿児島市保健所(4.15),姶良保健所(3.43)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年1月12日更新)

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