平成30年・29週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年07月27日

平成30年 第29週(7月16日~7月22日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 29週の定点把握対象疾患の総報告数は 913人で,前週より 192 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:西之表(4.00),川薩(5.00),姶良(2.57)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(4.54)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(4.54),大口(6.00),志布志(3.00),西之表(15.00),川薩(3.25),姶良(5.14)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:姶良(3.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 29 週の感染性胃腸炎の報告数は 331 人で,前週より 98 人少なく,定点当たりの報告数は 6.13 であった。
年齢別では,1歳(54 人),2 歳(37 人),3 歳(33人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(11.00),鹿児島市保健所(10.54),姶良保健所(10.14)の順に多い。

(2) 手足口病
第 29 週の手足口病の報告数は 167人で,前週より117人少なく,定点当たりの報告数は3.09であった。
年齢別では,3 歳(34 人),2 歳(29 人),1 歳(28人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(15.00),大口保健所(6.00),姶良保健所(5.14)の順に多い。
鹿児島市保健所,川薩保健所が 11週連続で,志布志保健所が 10 週連続で,姶良保健所が 8 週連続で,大口保健所が 7 週連続で,西之表保健所が 5 週連続で流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 29 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 118 人で,前週より 34人少なく,定点当たりの報告数は 2.19 であった。
年齢別では,3 歳(23 人),4 歳(17 人),5 歳(17人),6 歳(10人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(5.00),鹿児島市保健所(4.54),出水保健所(3.00)の順に多い。
鹿児島市保健所が 9 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月27日更新)

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