平成30年・10週~インフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年03月16日

平成30年 第10週(3月5日~3月11日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 10 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1737 人で,前週(2216 人)より 479 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:西之表(22.00),徳之島(14.20)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(2.00),鹿屋(3.00),姶良(3.29)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(7.08),川薩(6.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 10 週のインフルエンザの報告数は 788 人で,前週より 655 人少なく,定点当たりの報告数は 8.47であった。
年齢別では,10~14歳(105人),30~39歳(55人),5 歳(54 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(22.00),徳之島保健所(14.20),出水保健所(9.80)の順に多い。
今週は西之表保健所と徳之島保健所が流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 10 週の感染性胃腸炎の報告数は 450 人で,前週より 48 人多く,定点当たりの報告数は 8.18 であった。
年齢別では,20歳以上(67 人),10~14 歳(45 人),4 歳(42 人),5歳(42人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(12.14),鹿児島市保健所(10.54),指宿保健所(9.50)の順に多い。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 10 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 209 人で,前週より 35人多く,定点当たりの報告数は 3.80 であった。
年齢別では,5 歳(38 人),6 歳(34 人),4 歳(29人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(7.08),志布志保健所(6.33),川薩保健所(6.00)の順に多い。
川薩保健所が 8 週連続,鹿児島市保健所が 3 週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年3月16日更新)

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