平成29年32週~ 感染性胃腸炎・手足口病・RSウイルス感染症~

2017年08月18日

平成29年 第32週(8月7日~8月13日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 32 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1020 人で,前週(1262 人)より 242 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(3.33),鹿屋(1.80),西之表(1.00),屋久島(3.50),姶良(2.29)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(4.46),志布志(3.00),鹿屋(5.40),川薩(5.00),姶良(3.00)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(2.50),加世田(3.33),鹿屋(2.60),川薩(7.75)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.33),西之表(10.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:川薩(4.75)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 32 週の感染性胃腸炎の報告数は 261 人で,前週より 79 人少なく,定点当たりの報告数は 4.83 であった。
年齢別では,2 歳(45 人),1歳(34 人),3歳(25人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(11.40),姶良保健所(10.57),指宿保健所(9.50)の順に多い。

(2) 手足口病
第 32 週の手足口病の報告数は 183人で,前週より50人少なく,定点当たりの報告数は3.39であった。
年齢別では,1歳(72 人),2 歳(39 人),6~11 ヶ月(28 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(5.40),川薩保健所(5.00),鹿児島市保健所(4.46)の順に多い。
鹿屋保健所が 14 週連続,志布志保健所が 13 週連続,川薩保健所が 10 週連続,鹿児島市保健所が 8週連続,姶良保健所が 4 週連続で流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第32週のRSウイルス感染症の報告数は157人で,前週より 6 人少なく,定点当たりの報告数は 2.91であった。
年齢別では,1歳(67 人),6~11 ヶ月(31 人),2歳(24 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(7.67),川薩保健所(7.00),指宿保健所(6.00),出水保健所(6.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年8月18日更新)

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