平成30年6週~ インフルエンザ、 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2018年02月16日

平成30年 第6週(2月5日~2月11日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 6 週の定点把握対象疾患の総報告数は 6131 人で,前週(6890 人)より 759 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(59.30),指宿(42.00),加世田(47.00),伊集院(56.83),出水(90.60),大口(25.00),志布志(43.20),鹿屋(76.25),西之表(83.00),屋久島(24.25),名瀬(62.00),徳之島(25.20),川薩(78.71),姶良(50.18)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:姶良(5.29)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(12.75)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(12.50),加世田(20.67)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:川薩(3.00

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 6週のインフルエンザの報告数は 5269 人で,前週より 740 人少なく,定点当たりの報告数は 56.66であった。
年齢別では,10~14 歳(1090 人),7 歳(382 人),9歳(380 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(90.60),西之表保健所(83.00),川薩保健所(78.71)の順に多い。
今週は,14 保健所全てが流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 6 週の感染性胃腸炎の報告数は 496 人で,前週より 24 人多く,定点当たりの報告数は 9.02 であった。
年齢別では,20 歳以上(68人),2 歳(60 人),1歳(56 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(20.67),姶良保健所(15.71),指宿保健所(12.50)の順に多い。
指宿保健所が 4 週連続で加世田保健所が今週から流行発生警報域となっています。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 6 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は153 人で,前週より 6 人少なく,定点当たりの報告数は 2.78 であった。
年齢別では,5 歳(22 人),6 歳(22 人),4 歳(19人),10~14 歳(16 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(12.75),鹿児島市保健所(5.00),指宿保健所(2.50)の順に多い。
川薩保健所が 4 週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年2月16日更新)

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