平成29年42週~ 感染性胃腸炎、 手足口病、RSウイルス感染症 ~

2017年10月27日

平成29年 第42週(10月16日~10月22日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53 です。
・第 42 週の定点把握対象疾患の総報告数は 823 人で,前週(825 人)より 2 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:西之表(3.00),姶良(2.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(4.50),指宿(8.50),出水(6.67),川薩(9.00),姶良(2.86)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:西之表(2.00)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(4.80),西之表(7.00),

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 42 週の感染性胃腸炎の報告数は 205 人で,前週より 59 人少なく,定点当たりの報告数は 3.87 であった。
年齢別では,1歳(37 人),2 歳(28 人),10~14歳(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(7.00),姶良保健所(6.43),指宿保健所(6.00)の順に多い。

(2) 手足口病
第 42 週の手足口病の報告数は 168人で,前週より10 人多く,定点当たりの報告数は 3.17 であった。
年齢別では,1歳(66 人),2 歳(44 人),3 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.00),指宿保健所(8.50),出水保健所(6.67)の順に多い。
川薩保健所が 20 週連続,鹿児島市保健所が 18 週連続,姶良保健所が 14 週連続,指宿保健所が 4週連続,出水保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第42週のRSウイルス感染症の報告数は90人で,前週と同数で,定点当たりの報告数は 1.70 であった。
年齢別では,1歳(30 人),~11 ヶ月(21人),~5ヶ月(19 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(5.67),大口保健所(4.50),川薩保健所(2.75)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年10月27日更新)

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