平成29年36週~RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、 手足口病~

2017年09月20日

平成29年 第36週(9月4日~9月10日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 36 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1121 人で,前週(1130 人)より 9 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(2.33),志布志(3.33),西之表(8.00),姶良(6.86)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(6.08),加世田(3.00),屋久島(4.00),川薩(8.50),姶良(4.71)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:加世田(4.00),西之表(5.00),川薩(5.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(7.67),鹿屋(3.40),西之表(21.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 36 週の感染性胃腸炎の報告数は 299 人で,前週より 45 人多く,定点当たりの報告数は 5.54 であった。
年齢別では,1歳(40 人),2 歳(35 人),6~11 ヶ月(33 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(13.50),鹿屋保健所(12.40),姶良保健所(12.00)の順に多い。

(2) 手足口病
第 36 週の手足口病の報告数は 206人で,前週より9 人多く,定点当たりの報告数は 3.81 であった。
年齢別では,1歳(100 人),6~11 ヶ月(31 人),2歳(24 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.50),鹿児島市保健所(6.08),姶良保健所(4.71)の順に多い。
川薩保健所が 14 週連続,鹿児島市保健所が 12 週連続,姶良保健所が 8 週連続,加世田保健所と屋久島保健所が 3週連続で流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第36週のRSウイルス感染症の報告数は201人で,前週より 66 人少なく,定点当たりの報告数は 3.72であった。
年齢別では,1歳(68 人),6~11 ヶ月(40 人),0~5 ヶ月(38 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(20.00),指宿保健所(10.50),加世田保健所(7.33)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月15日更新)

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