平成30年・9週~インフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年03月12日

平成30年 第8週(2月19日~2月25日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 9 週の定点把握対象疾患の総報告数は 2216 人で,前週(3396 人)より 1180 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(16.09),指宿(19.67),伊集院(11.50),出水(11.40),大口
(11.67),志布志(14.00),鹿屋(26.63),西之表(29.50),屋久島(14.75),名瀬(18.60),徳之島(17.20),川薩(15.57)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(3.00),姶良(1.57)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(5.85),川薩(8.50)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(12.00),加世田(12.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 9週のインフルエンザの報告数は 1443 人で,前週より 1070 人少なく,定点当たりの報告数は 15.52であった。
年齢別では,10~14 歳(236 人),6歳(110 人),40~49 歳(96 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(29.50),鹿屋保健所(26.63),指宿保健所(19.67)の順に多い。
加世田保健所,姶良保健所を除く 12 保健所が流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 8 週の感染性胃腸炎の報告数は 448 人で,前週より 61 人多く,定点当たりの報告数は 8.15 であった。
年齢別では,20 歳以上(56人),5 歳(55 人),1歳(52 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(16.00),姶良保健所(14.71),加世田保健所(13.67)の順に多い。
指宿保健所が 6 週連続で,加世田保健所が 3 週連続で流行発生警報域となっています。
第 9 週の感染性胃腸炎の報告数は 402 人で,前週より 46 人少なく,定点当たりの報告数は 7.31 であった。
年齢別では,10~14 歳(52 人),2 歳(44 人),20歳以上(41 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(12.67),指宿保健所(12.00),鹿屋保健所(11.00)の順に多い。
指宿保健所が 7 週連続で,加世田保健所が 4 週連続で流行発生警報域となっています。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 9 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は174 人で,前週より 53 人少なく,定点当たりの報告数は 3.16 であった。
年齢別では,4 歳(32 人),6 歳(27 人),5 歳(2人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.50),鹿児島市保健所(5.85),姶良保健所(3.86)順に多い。
川薩保健所が 7 週連続,鹿児島市保健所が 2 週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年3月9日更新)

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