平成30年5週~ インフルエンザ、 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2018年02月09日

平成30年 第4週(1月29日~2月4日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 5 週の定点把握対象疾患の総報告数は 6890 人で,前週(6741 人)より 149 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。

【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(67.57),指宿(76.00),加世田(51.67),伊集院(62.83),出水(94.20),大口(30.00),志布志(49.40),鹿屋(83.88),西之表(82.50),屋久島(28.50),名瀬(61.20),徳之島(24.20),川薩(95.71),姶良(62.27)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:姶良(3.29)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(9.25)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(22.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(5.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:志布志(4.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 5週のインフルエンザの報告数は 6009 人で,前週より 182 人多く,定点当たりの報告数は 64.61 であった。
年齢別では,10~14 歳(1251 人),7 歳(467 人),6歳(446 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(95.71),出水保健所(94.20),鹿屋保健所(83.88)の順に多い。
今週は,14 保健所全てが流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 5 週の感染性胃腸炎の報告数は 472 人で,前週より 34 人少なく,定点当たりの報告数は 8.58 であった。
年齢別では,2 歳(51 人),20~29 歳(51 人),10~14 歳(49 人),1歳(46 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(22.50),姶良保健所(14.14),加世田保健所(13.33)の順に多い。
指宿保健所が 3 週連続で流行発生警報域となっています。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 5 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は159 人で,前週より 3 人少なく,定点当たりの報告数は 2.89 であった。
年齢別では,5 歳(30 人),6 歳(21 人),4 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.25),鹿児島市保健所(5.46),姶良保健所(2.57)の順に多い。
川薩保健所が 3 週連続で流行発生警報域となっています

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年2月9日更新)

戻る
メニュー
HOME 予定 知識 HELP