令和2年・16週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱~

2020年04月24日

令和2年 第16週(4月13日~4月19日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点90,小児科定点53です。

・第16週の定点把握対象疾患の総報告数は431人で,前週より17 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:大口(3.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:鹿屋(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第16 週の感染性胃腸炎の報告数は226人で,前週より18人多く,定点当たりの報告数は4.26 であった。
年齢別では,1 歳(38 人),20 歳以上(24 人),3 歳,10~14 歳(それぞれ19 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(9.50),鹿屋保健所(8.60),鹿児島市保健所(6.67)の順に多い。


(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第16週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は81人で,前週より13人少なく,定点当たりの報告数は1.53 であった。
年齢別では,5 歳(16 人),8 歳(14 人),4歳(9人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(3.67),伊集院保健所(3.25),川薩保健所(2.50)の順に多い。


(3)咽頭結膜熱
第16 週の咽頭結膜熱の報告数は34 人で,前週より10 人多く,定点当たりの報告数は0.64 であった。
年齢別では,1歳(20人),6~11 ヶ月(6人),3歳(3 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所,伊集院保健所,川薩保健所,姶良保健所(それぞれ1.00),鹿屋保健所(0.80),出水保健所(0.67)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年4月24日更新)

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