平成30年・23週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年06月15日

平成30年 第23週(6月4日~6月10日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 23週の定点把握対象疾患の総報告数は 1284 人で,前週より 39人少ない報告数でした(4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(1.50),出水(1.33),川薩(5.00),姶良(4.86)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(5.92),西之表(13.00),川薩(8.75)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(12.40)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(12.77),指宿(4.00),加世田(4.00),伊集院(5.75),出水(6.00),
大口(5.00),志布志(10.00),鹿屋(5.20),川薩(12.25),姶良(4.00)
【伝染性紅斑(開始 2.0,終息 1.0)】:指宿(1.50)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(5.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 23 週の感染性胃腸炎の報告数は 444 人で,前週より 74 人少なく,定点当たりの報告数は 8.22 であった。
年齢別では,1歳(58 人),2 歳(55 人),3 歳(51人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(14.00),姶良保健所(13.86),指宿保健所(13.00)の順に多い。
鹿屋保健所が,7 週連続で流行発生警報域である。

(2) 手足口病
第 23 週の手足口病の報告数は 370人で,前週より36人少なく,定点当たりの報告数は6.85であった。
年齢別では,3 歳(82 人),2 歳(80 人),1 歳(71人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(12.77),川薩保健所(12.25),志布志保健所(10.00)の順に多い。
鹿屋保健所が 7 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所が 5 週連続で,指宿保健所,志布志保健所が4 週連続で,伊集院保健所が 3 週連続で,加世田保健所,出水保健所,姶良保健所が 2 週連続で,大口保健所が今週から,流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 23 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 198 人で,前週より 33人多く,定点当たりの報告数は 3.67 であった。
年齢別では,3 歳(32 人),4 歳(30 人),5 歳(25人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(13.00),川薩保健所(8.75),鹿児島市保健所(5.92)の順に多い。
西之表保健所が 5 週連続で,鹿児島市保健所が 3週連続で,川薩保健所が今週から,流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月15日更新)

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