令和2年・14週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱~

2020年04月10日

令和2年 第14週(3月30日~4月5日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点90,小児科定点53です。

・第14週の定点把握対象疾患の総報告数は432人で,前週より29 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿屋(1.20)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:鹿屋(1.60)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第14 週の感染性胃腸炎の報告数は206 人で,前週より23人少なく,定点当たりの報告数は3.89 であった。
年齢別では,1歳(31人),4 歳(23人),10~14歳(21 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(9.40),指宿保健所(7.50),鹿児島市保健所(7.00)の順に多い。


(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第14週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は74人で,前週より14人少なく,定点当たりの報告数は1.40 であった。
年齢別では,3歳,4歳(それぞれ12 人),6 歳(11 人),8歳(7人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(2.67),鹿児島市保健所(2.58),西之表保健所(2.00)の順に多い。


(3)咽頭結膜熱
第14 週の咽頭結膜熱の報告数は36 人で,前週より3 人多く,定点当たりの報告数は0.68 であった。
年齢別では,1歳(21 人),6~11 ヶ月(4人),2歳,3歳(それぞれ3人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(2.00),鹿児島市保健所(1.25),鹿屋保健所(1.20)の順に多い。
鹿屋保健所が9 週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年4月17日更新)

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