令和2年・13週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱~

2020年04月03日

令和2年 第13週(3月23日~3月29日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第13週の定点把握対象疾患の総報告数は461人で,前週より22 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿屋(2.20),名瀬(1.33)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:出水(4.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第13 週の感染性胃腸炎の報告数は229 人で,前週より29 人多く,定点当たりの報告数は4.32 であった。
年齢別では,1 歳(28人),10~14 歳(27人),20 歳以上(21 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(8.00),姶良保健所(7.71),鹿児島市保健所(6.75)の順に多い。


(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 13 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 88 人で,前週より 43 人少なく,定点当たりの報告数は 1.66 であった。
年齢別では,4 歳,5 歳,6 歳(それぞれ 12 人),3 歳,10~14 歳(それぞれ10 人),2歳,7 歳,8歳(それぞれ6人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(4.67),鹿屋保健所(2.40),川薩保健所,徳之島保健所(それぞれ2.00)の順に多い。
出水保健所が7 週連続で流行発生警報域である。


(3)咽頭結膜熱
第13 週の咽頭結膜熱の報告数は33 人で,前週より20 人少なく,定点当たりの報告数は0.62 であった。
年齢別では,1 歳(15 人),2 歳(7 人),6~11 ヶ月,5歳(それぞれ3 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は, 鹿屋保健所(2.20),出水保健所,名瀬保健所(それぞれ 1.33),西之表保健所(1.00)の順に多い。
鹿屋保健所が8 週連続で,名瀬保健所が20週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年4月8日更新)

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