平成30年・22週~、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 、~

2018年06月08日

平成30年 第22週(5月28日~6月3日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 22週の定点把握対象疾患の総報告数は 1323 人で,前週より 91人多い報告数でした(4頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(2.75),出水(1.67),川薩(4.50),姶良(2.71)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(5.08),西之表(10.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(15.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(10.31),指宿(7.50),加世田(8.00),伊集院(10.75),出水(5.00),
志布志(9.33),鹿屋(6.20),西之表(2.00),屋久島(2.00),川薩(15.75),姶良(6.00)
【伝染性紅斑(開始 2.0,終息 1.0)】:指宿(2.50)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(7.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 22 週の感染性胃腸炎の報告数は 518 人で,前週より 13 人多く,定点当たりの報告数は 9.59 であった。
年齢別では,0~14 歳(60 人),1歳(53人),2 歳(53 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(16.86),鹿屋保健所(15.00),鹿児島市保健所(14.31)の順に多い。
鹿屋保健所が,6週連続で流行発生警報域である。

(2) 手足口病
第 22 週の手足口病の報告数は 406人で,前週より96 人多く,定点当たりの報告数は 7.52 であった。
年齢別では,2 歳(92 人),1歳(88 人),3 歳(76人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(15.75),伊集院保健所(10.75),鹿児島市保健所(10.31)の順に多い。
鹿屋保健所が 6 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所,西之表保健所が 4 週連続で,指宿保健所,志布志保健所,屋久島保健所が 3 週連続で,伊集院
保健所が 2 週連続で,加世田保健所,出水保健所,姶良保健所が,今週から流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 22 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 165 人で,前週より 40人少なく,定点当たりの報告数は 3.06 であった。
年齢別では,5 歳(25 人),3 歳(22 人),10~14 歳(21 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(10.00),川薩保健所(6.50),鹿児島市保健所(5.08)の順に多い。
西之表保健所が 4 週連続で,鹿児島市保健所が 2週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月8日更新)

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