平成30年・15週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎~

2018年04月20日

平成30年 第15週(4月9日~4月15日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 15週の定点把握対象疾患の総報告数は 837 人で,前週より 110 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(1.50),姶良(2.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(7.25)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:西之表(14.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 15 週の感染性胃腸炎の報告数は 369 人で,前週より 64 人多く,定点当たりの報告数は 6.83 であった。
年齢別では,2 歳(51 人),4 歳(47 人),1 歳(45人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(14.33),川薩保健所(10.50),姶良保健所(10.00)の順に多い。

(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 15 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 142 人で,前週より 7 人少なく,定点当たりの報告数は 2.63 であった。
年齢別では,5 歳(24 人),4 歳(22 人),6 歳(17人),7 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.25),鹿児島市保健所(4.08),姶良保健所(3.14)の順に多い。
川薩保健所が 13 週連続で流行発生警報域となっている。

(3) 流行性角結膜炎
第 15 週の手足口病の報告数は 108人で,前週より74 人多く,定点当たりの報告数は 2.00 であった。
年齢別では,1 歳(45 人),2 歳(27 人),4 歳(12人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.08),西之表保健所(4.00),川薩保健所(3.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年4月20日更新)

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