令和2年・52、53週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2021年01月08日

令和2年 第52・53週(12月21日~1月3日)

☆定点報告疾患の発生状況

【第52 週】調査期間:2020 年12 月21 日~12 月27 日
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第52週の定点把握対象疾患の総報告数は941人で,前週より146人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:出水(3.00),【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(24.38)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。


【第53 週】調査期間:12 月28 日~2021 年1 月3 日
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第53週の定点把握対象疾患の総報告数は570人で,前週より371人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(15.62)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎(第53週の第1位)
 第53 週の感染性胃腸炎の報告数は353人で,前週より240 人少なく,定点当たりの報告数は6.54 であった。
 年齢別では,1 歳(86 人),2 歳(51 人),3 歳(35 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(17.00),鹿児島市保健所(15.62),川薩保健所(5.00)の順に多い。
 鹿児島市保健所が4 週連続で流行発生警報域である。

(2)RS ウイルス感染症(第53 週の第2 位)
 第 53 週のRSウイルス感染症の報告数は 128 人で,前週より 66人少なく,定点当たりの報告数は2.37 であった。
 年齢別では,1歳(44 人),2 歳(34 人),6~11 ヶ月(23 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.25),出水保健所(6.33),大口保健所,志布志保健所(それぞれ4.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(第53週の第3位)
 第53 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は28 人で,前週より26人少なく,定点当たりの報告数は0.52 であった。
 年齢別では,4歳(8 人),3歳,6歳(それぞれ5 人),10~14 歳(4人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(3.00),出水保健所(2.33),姶良保健所(1.14)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2021年1月10日更新)

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