令和2年・9週~感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、インフルエンザ ~

2020年03月06日

令和2年 第9週(2月24日~3月1日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点 92,小児科定点 54 です。

・第 9 週の定点把握対象疾患の総報告数は 832 人で,前週より262 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.15),鹿屋(2.20),名瀬(4.67)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:出水(8.33),川薩(5.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息12.0)】:鹿屋(13.60)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿屋(1.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値 1.0)】:鹿屋(1.40)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎

第9 週の感染性胃腸炎の報告数は377人で, 前週より82 人少なく,定点当たりの報告数は 6.98 であった。
年齢別では 10~14 歳(50 人),3 歳(46 人), 4 歳(43 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健 所(13.60),鹿児島市保健所(11.08),姶良保 健所(9.86)の順に多い。
鹿屋保健所が 6 週連続で流行発生警報域で ある。


(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 9 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告 数は 152 人で,前週より 17 人少なく,定点当たりの報告数は 2.81 であった。
年齢別では 4 歳(25 人),10~14 歳(20 人),6 歳(16 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所 (8.33),川薩保健所(5.00),鹿児島市保健所 (4.85)の順に多い。
川薩保健所が6 週連続で,出水保健所が3 週連 続で流行発生警報域である。


(3)インフルエンザ
第9週のインフルエンザの報告数は134人で, 前週より 143 人少なく,定点当たりの報告数は 1.46 であった。
年齢別では 10~14 歳(18 人),30~39 歳(16 人),8 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,徳之島保健 所(5.00),川薩保健所(2.43),伊集院保健所 (2.17)の順に多い。
第7週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は194 人で,前週より27 人多く,定点当たりの報告数は3.59 であった。
年齢別では,5歳(35 人),6 歳(29 人),10~14 歳(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(12.75),出水保健所(11.00),鹿児島市保健所(4.46)の順に多い。
川薩保健所が4 週連続で,出水保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年3月6日更新)

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