平成29年 第47週(11月20日～11月26日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第47週の定点把握対象疾患の総報告数は939人で，前週（902人）より37人多い報告数でした （内容等については4頁参照)。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：西之表(1.00),姶良(6.29)
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：鹿児島市(2.00),出水(2.67),川薩(3.75)
【流行性耳下腺炎（開始6.0，終息2.0)】：鹿屋(2.20),西之表(5.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎（基準値3.0)】：川薩(3.25)

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） 感染性胃腸炎
第47週の感染性胃腸炎の報告数は404人で，前週 より40 人多く，定点当たりの報告数は7.48であっ た。
年齢別では，１歳(63 人)，2 歳(57 人)，3 歳(52 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，姶良保健所 （13.00)，鹿屋保健所（11.80)，鹿児島市保健所 （9.92)の順に多い。

（2） Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 47 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数 は96人で，前週より9人少なく，定点当たりの報告 数は1.78であった。
年齢別では，4 歳(18 人)，6 歳(16 人)，5 歳(13 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所 （4.17)，川薩保健所（3.50)，姶良保健所（2.29) の順に多い。

（3） 手足口病
第47週の咽頭結膜熱の報告数は88 人で，前週よ り18人多く，定点当たりの報告数は1.63であった。
年齢別では，１歳(17 人)，4 歳(16 人)，2 歳(11 人)、3歳（11人），6歳（11人）の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，姶良保健所 （6.29)，鹿児島市保健所（2.17)，鹿屋保健所（1.80) の順に多い。
姶良保健所が24週連続，西之表保健所が3週連続 で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成29年11月30日更新)