平成30年・17・18週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 ~

2018年05月11日

平成30年 第17・18週(4月23日~5月6日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 18 週の定点把握対象疾患の総報告数は 802人で,前週より 276 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(3.33),姶良(3.14)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:大口(5.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(23.40)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿屋(4.80)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 18 週の感染性胃腸炎の報告数は 353 人で,前週より 174 人少なく,定点当たりの報告数は 6.54 であった。
年齢別では,1 歳(47 人),3 歳(38 人),10~14 歳(37 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(23.40),指宿保健所(8.50),加世田保健所(7.67)の順に多い。
鹿屋保健所が 2 週連続で流行発生警報域となっている。

(2) 手足口病
第 18 週の手足口病の報告数は 137人で,前週より7 人多く,定点当たりの報告数は 2.54 であった。
年齢別では,1歳(39 人),2 歳(36 人),3 歳(28人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(4.80),鹿児島市保健所(4.77),屋久島保健所(3.50)の順に多い。
鹿屋保健所が 2 週連続で,流行発生警報域となっている。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 18 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 124 人で,前週より 38人少なく,定点当たりの報告数は 2.30 であった。
年齢別では,6 歳(29 人),4 歳(22 人),5 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(5.00),鹿児島市保健所(4.62),川薩保健所(3.00)の順に多い。
大口保健所が,2 週連続で流行発生警報域となっている。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月11日更新)

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