平成30年・30週~、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年08月06日

平成30年 第30週(7月23日~7月29日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 30週の定点把握対象疾患の総報告数は 975人で,前週より 62 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:西之表(4.00),姶良(3.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(4.92)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(3.69),大口(3.00),志布志(2.00),西之表(9.00),川薩(3.00),姶良(3.57)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 30 週の感染性胃腸炎の報告数は 423 人で,前週より 92 人多く,定点当たりの報告数は 7.83 であった。
年齢別では,1 歳(72 人),2 歳(57 人),3 歳(49人),5 歳(49 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(13.77),加世田保健所(12.33),姶良保健所(8.71)の順に多い。

(2)RSウイルス感染症
第30週のRSウイルス感染症の報告数は132人で,前週より 43 人多く,定点当たりの報告数は 2.44 であった。
年齢別では,1歳(48 人),6~11 ヶ月(29 人),0~5 ヶ月(22 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(6.50),川薩保健所(5.75),鹿児島市保健所(3.38)の順に多い。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 30 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 120 人で,前週より 2 人多く,定点当たりの報告数は 2.22 であった。
年齢別では,3 歳,4 歳,6 歳が(19 人),5 歳(16人),10~14 歳(10 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.92),出水保健所(2.67),名瀬保健所(2.67),伊集院保健所(2.50)の順に多い。
鹿児島市保健所が 10 週連続で流行発生警報域ある。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年8月6日更新)

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