平成29年34週~ 感染性胃腸炎・手足口病・RSウイルス感染症~

2017年09月01日

平成29年 第33週(8月21日~8月27日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 34 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1103 人で,前週(1008 人)より 95 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(4.33),西之表(2.00),姶良(4.14)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(6.92),加世田(5.67),鹿屋(2.40),屋久島(5.00),川薩(5.75),姶良(5.43)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:加世田(8.00),西之表(9.00),川薩(7.25)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(7.33),鹿屋(5.80),西之表(13.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 34 週の感染性胃腸炎の報告数は 246 人で,前週より 29 人少なく,定点当たりの報告数は 4.56 であった。
年齢別では,1歳(45 人),10~14 歳(27 人)20歳以上(27 人),~11ヶ月(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(11.86),指宿保健所(7.00),鹿屋保健所(7.00),加世田保健所(4.67)の順に多い。

(2) 手足口病
第 34 週の手足口病の報告数は 224人で,前週より47 人多く,定点当たりの報告数は 4.15 であった。
年齢別では,1歳(93 人),~11 ヶ月(42 人),2歳(40 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(6.92),川薩保健所(5.75),加世田保健所(5.67)の順に多い。
鹿屋保健所が16週連続,川薩保健所が12週連続,鹿児島市保健所が 10週連続,加世田保健所と屋久島保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第34週のRSウイルス感染症の報告数は157人で,前週より 4 人少なく,定点当たりの報告数は 2.91であった。
年齢別では,1歳(68 人),~11 ヶ月(32人),~5ヶ月(26 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(11.50),西之表保健所(11.00),鹿児島市保健所(3.85)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月1日更新)

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