平成29年33週~ 感染性胃腸炎・手足口病・RSウイルス感染症~

2017年08月25日

平成29年 第33週(8月14日~8月20日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 33 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1008 人で,前週(1020 人)より 12 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(2.33),西之表(2.00),屋久島(2.50),姶良(6.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(3.85),志布志(2.67),鹿屋(4.40),川薩(5.50),姶良(4.29)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:加世田(3.67),川薩(3.25)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.33),鹿屋(7.20),西之表(20.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:伊集院(3.25),川薩(3.50)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 33 週の感染性胃腸炎の報告数は 275 人で,前週より 14 人多く,定点当たりの報告数は 5.09 であった。
年齢別では,1歳(37 人),20 歳以上(34 人),4歳(30 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(15.86),指宿保健所(11.50),鹿屋保健所(9.20)の順に多い。

(2) 手足口病
第 33 週の手足口病の報告数は 177人で,前週より6 人少なく,定点当たりの報告数は 3.28 であった。
年齢別では,1歳(83 人),2 歳(28 人),6~11 ヶ月(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(5.50),鹿屋保健所(4.40),徳之島保健所(4.33)の順に多い。
鹿屋保健所が 15 週連続,志布志保健所が 14 週連続,川薩保健所が 11 週連続,鹿児島市保健所が 9週連続,姶良保健所が 5 週連続で流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第33週のRSウイルス感染症の報告数は161人で,前週より 4 人多く,定点当たりの報告数は 2.98 であった。
年齢別では,1歳(58 人),6~11 ヶ月(41 人),0~5 ヶ月(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(9.50),加世田保健所(5.67),川薩保健所(5.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年8月25日更新)

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