令和元年・17週・18週~感染性胃腸炎、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2019年05月10日

令和元年 第17週・第18週(4月22日~5月5日)

☆定点報告疾患の発生状況
今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第18週の定点把握対象疾患の総報告数は705人で,前週より604 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(1.25)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(6.08),志布志(2.67),鹿屋(6.80),川薩(4.00),姶良(5.57)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(6.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.15),鹿屋(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第18 週の感染性胃腸炎の報告数は268人で,前週より334人少なく,定点当たりの報告数は4.96 であった。
年齢別では,3 歳(44 人),2 歳(41 人),1 歳(39人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(9.00),鹿屋保健所(8.80),姶良保健所(6.86)の順に多い。

(2)手足口病
第18 週の手足口病の報告数は191人で,前週より19人少なく,定点当たりの報告数は3.54であった。
年齢別では,1 歳(84 人),2 歳(40 人),6~11 ヶ月(27 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(6.80),鹿児島市保健所(6.08),姶良保健所(5.57)の順に多い。
川薩保健所が 2 週連続で,姶良保健所と鹿屋保健所が3 週連続で,志布志保健所が4 週連続で,鹿児島市保健所が今週から流行発生警報域である。

(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 18 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は56 人で,前週より53 人少なく,定点当たりの報告数は1.04 であった。
年齢別では,5 歳(10 人),10~14 歳(9 人),3 歳(8 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(2.08),加世田保健所(1.33),伊集院保健所と川薩保健所(それぞれ1.25)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年5月10日更新)

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