令和2年・6週~インフルエンザ 、感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2020年02月14日

令和2年 第6週(2月3日~2月9日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第6 週の定点把握対象疾患の総報告数は1907 人で,前週より576 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所

【インフルエンザ(開始30.0,終息10.0)】:鹿児島市(12.35),指宿(10.33),伊集院(14.67)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.77),出水(3.33),鹿屋(3.80),名瀬(5.33)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(9.75)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(14.54),鹿屋(18.20)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿屋(2.20),名瀬(1.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値10.0)】:加世田(10.67),志布志(10.00),鹿屋(11.88)
【水 痘(基準値1.0)】:西之表(1.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:加世田(17.50),出水(29.20),志布志(22.60),西之表(21.50)
【水 痘(基準値 1.0)】:川薩(1.25)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第6週の感染性胃腸炎の報告数は602 人で,定点当たりの報告数は前週と同じく 11.15 であった。
年齢別では,4歳(70 人),1 歳(68 人),10~14歳(66 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(18.20),指宿保健所(18.00),鹿児島市保健所(14.54)の順に多い。
鹿児島市保健所,鹿屋保健所が3 週連続で流行発生警報域である。


(2)インフルエンザ
第 6 週のインフルエンザの報告数は 930 人で,前週より626 人少なく,定点当たりの報告数は10.11 であった。
年齢別では,10~14歳(193 人),4歳(82 人),6 歳(69 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(14.67),鹿児島市保健所(12.35),鹿屋保健所(11.88)の順に多い。
鹿児島市保健所が8 週連続で,伊集院保健所が7週連続で,指宿保健所が3週連続で流行発生警報域である。


(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第6週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 167 人で,前週より 20 人多く,定点当たりの報告数は3.09 であった。
年齢別では,5 歳(22 人),4 歳(21 人),7 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.75),出水保健所(5.33),鹿児島市保健所(4.85)の順に多い。
川薩保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和2年2月14日更新)

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