平成30年・20週~、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 、~

2018年05月25日

平成30年 第20週(5月14日~5月20日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 20週の定点把握対象疾患の総報告数は 1213 人で,前週より 17人多い報告数でした(4頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:指宿(1.50),出水(2.33),川薩(1.50),姶良(2.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:西之表(10.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(20.60)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(12.00),指宿(8.50),志布志(6.33),鹿屋(7.20),西之表(2.00),
屋久島(7.50),川薩(6.25)
【伝染性紅斑(開始 2.0,終息 1.0)】:指宿(2.00)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(6.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 20 週の感染性胃腸炎の報告数は 524 人で,前週より 49 人少なく,定点当たりの報告数は 9.70 であった。
年齢別では,2 歳(67 人),1 歳(65 人),3 歳(63人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(20.60),加世田保健所(14.00),姶良保健所(12.57)の順に多い。
鹿屋保健所が,4 週連続で流行発生警報域である。

(2) 手足口病
第 20 週の手足口病の報告数は 323人で,前週より115 人多く,定点当たりの報告数は 5.98 であった。
年齢別では,2 歳(89 人),1 歳(79 人),3 歳(64人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(12.00),指宿保健所(8.50),屋久島保健所(7.50)の順に多い。
鹿屋保健所が 4 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所,西之表保健所が 2 週連続で,指宿保健所,志布志保健所,屋久島保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 20 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 166 人で,前週より 20人少なく,定点当たりの報告数は 3.07 であった。
年齢別では,3 歳(29 人),4 歳(27 人),6 歳(22人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(10.00),川薩保健所(6.00),鹿児島市保健所(5.92)
の順に多い。
西之表保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月25日更新)

戻る
メニュー
HOME 予定 知識 HELP