令和2年・11週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱~

2020年03月20日

令和2年 第11週(3月9日~3月15日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第11週の定点把握対象疾患の総報告数は670人で,前週より27 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.54),鹿屋(1.80),名瀬(2.33)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:出水(13.33),川薩(5.25)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:名瀬(2.67)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:出水(1.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第11 週の感染性胃腸炎の報告数は283人で,前週より 27 人少なく,定点当たりの報告数は5.24 であった。
年齢別では 3 歳(40 人),2 歳(35 人),20~29歳(31 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(13.20),指宿保健所(7.50),鹿児島市保健所(6.69)の順に多い。


(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第11 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は152 人で,前週より8 人多く,定点当たりの報告数は2.81 であった。
年齢別では 5 歳(31 人),4 歳(23 人),6 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(13.33),川薩保健所(5.25),志布志保健所(4.00)の順に多い。
川薩保健所が8 週連続で,出水保健所が5 週連続で流行発生警報域である。


(3)咽頭結膜熱
第11 週の咽頭結膜熱の報告数は58 人で,前週より 9 人少なく,定点当たりの報告数は 1.07 であった。
年齢別では 1 歳(14 人),2 歳(11 人),3 歳(10 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,名瀬保健所(2.33),鹿屋保健所(1.80),志布志保健所(1.67)の順に多い。
鹿児島市保健所が12週連続で,鹿屋保健所が6週連続で,名瀬保健所が 18 週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年3月19日更新)

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