令和2年・12週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱~

2020年03月27日

令和2年 第12週(3月16日~3月22日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第12週の定点把握対象疾患の総報告数は483人で,前週より187 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.38),鹿屋(1.60),名瀬(1.33)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:出水(9.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第12 週の感染性胃腸炎の報告数は200人で,前週より 83 人少なく,定点当たりの報告数は 3.70 であった。
年齢別では 5 歳(29 人),1 歳(25 人),2 歳,4 歳(それぞれ20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(8.40),鹿児島市保健所(5.77),指宿保健所(5.50)の順に多い。


(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 12 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は131 人で,前週より21 人少なく,定点当たりの報告数は2.43 であった。
年齢別では4 歳(21 人),10~14 歳(20 人),5 歳(17人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(9.67),鹿児島市保健所(3.23),川薩保健所(3.00)の順に多い。
出水保健所が6 週連続で流行発生警報域である。


(3)咽頭結膜熱
第12 週の咽頭結膜熱の報告数は53 人で,前週より5人少なく,定点当たりの報告数は0.98 であった。
年齢別では1歳(16 人),2歳(9 人),6~11 ヶ月(8人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,伊集院保健所(2.50),鹿屋保健所(1.60),鹿児島市保健所(1.38)の順に多い。
鹿児島市保健所が13週連続で,鹿屋保健所が7週連続で,名瀬保健所が19週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年3月27日更新)

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