令和3年・2週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2021年01月22日

令和3年 第2週(1月11日~1月17日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第2週の定点把握対象疾患の総報告数は734人で,前週より104 人多い報告数でした(4頁参照)。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:西之表(1.00),【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(15.15)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:西之表(1.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 2 週の感染性胃腸炎の報告数は 527 人で,前週より100 人多く,定点当たりの報告数は9.76 であった。
 年齢別では,1 歳(116人),2 歳(71 人),10~14歳(58人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(17.00),鹿児島市保健所(15.15),姶良保健所(14.29)の順に多い。
 鹿児島市保健所が6 週連続で流行発生警報域である。

(2)RS ウイルス感染症
 第2週のRSウイルス感染症の報告数は79人で,前週より22 人少なく,定点当たりの報告数は1.46 であった。
 年齢別では,1 歳(34 人),2 歳(23 人),6~11 ヶ月(11人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(6.25),志布志保健所(3.67),大口保健所(3.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
 第 2 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 55 人で,前週より 16 人多く,定点当たりの報告数は 1.02 であった。
 年齢別では,3 歳(11 人),7 歳(8 人),6 歳(7 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(3.67),大口保健所(2.00),屋久島保健所(1.50)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2021年1月22日更新)

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