令和元年 第19週(5月6日～5月12日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第19週の定点把握対象疾患の総報告数は1001 人で，前週より296人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：伊集院(2.50)
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：鹿児島市(6.54),志布志(4.00),鹿屋(7.40),川薩(4.50),姶良(4.43)
【流行性角結膜炎（開始8.0，終息4.0)】：川薩(13.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘（基準値1.0)】：志布志(1.67),鹿屋(1.00),川薩(1.00)


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） 感染性胃腸炎
第19 週の感染性胃腸炎の報告数は452人で，前週より184人多く，定点当たりの報告数は8.37 であった。

（2）手足口病
第19 週の手足口病の報告数は211人で，前週より20 人多く，定点当たりの報告数は3.91 であった。
年齢別では，1 歳(105 人)，2 歳(36 人)，6～11 ヶ月(29 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所（7.40)，鹿児島市保健所（6.54)，川薩保健所（4.50)の順に多い。
志布志保健所が 5 週連続で，姶良保健所と鹿屋保健所が4 週連続で，川薩保健所が3 週連続で，鹿児島市保健所2週連続で流行発生警報域である。

（3） 流行性角結膜炎
第19 週の流行性角結膜炎の報告数は20 人で，前週より13 人多く，定点当たりの報告数は2.86 であった。
年齢別では，30～39 歳(7 人)，2 歳，10～14 歳，70 歳以上(それぞれ3 人)，15～19 歳(2 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（13.00)，姶良保健所，鹿屋保健所（それぞれ3.00)，鹿児島市保健所（0.25)の順に多い。
川薩保健所が12週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（令和元年5月17日更新)