2020年 第1週(12月30日～1月5日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点 91，小児科定点 53 です。

・第 1 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1614 人で，前週より1732 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【インフルエンザ（開始 30.0，終息 10.0)】：鹿児島市(12.57),伊集院(19.50),鹿屋(17.00),名瀬(36.80)
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：鹿児島市(2.38),伊集院(3.00),出水(1.00),名瀬(1.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ（基準値 10.0)】：大口(11.00),徳之島(27.20),川薩(14.43)


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1） インフルエンザ
第 1 週のインフルエンザの報告数は 1187 人で，前週より 1174 人少なく，定点当たりの報告数は 13.04 であった。
年齢別では，10～14 歳(124 人)，20～29 歳(93 人)， 30～39 歳(91 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，名瀬保健所（36.80)， 徳之島保健所（27.20)，伊集院保健所（19.50)の順に多い。
鹿児島市保健所，鹿屋保健所が 3 週連続で，伊集院 保健所，名瀬保健所が 2 週連続で流行発生警報域とな っています。

（2） 感染性胃腸炎
第 1 週の感染性胃腸炎の報告数は 250 人で，前週よ り 310 人少なく，定点当たりの報告数は 4.72 であっ た。
年齢別では，10～14 歳(32 人)，1 歳(30 人)，2 歳(28 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所 （8.77)，姶良保健所（6.67)，鹿屋保健所（6.40)の順に多い。

（3） 咽頭結膜熱
第1 週の咽頭結膜熱の報告数は 65 人で，前週より 85 人少なく，定点当たりの報告数は 1.23 であった。
年齢別では，1 歳(17 人)，3 歳(11 人)，2 歳(10 人) の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，伊集院保健所 （3.00)，鹿児島市保健所（2.38)，姶良保健所（1.33) の順に多い。
伊集院保健所が26 週連続で，名瀬保健所が 8 週連続 で，出保健所が 5 週連続で，鹿児島市保健所が 2 週連 続で流行発生警報域となっています。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2020年1月17日更新)