令和2年・27週~感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2020年07月10日

令和2年 第27週(6月29日~7月5日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第27週の定点把握対象疾患の総報告数は493人で,前週より60 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:川薩(12.75)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第 27 週の感染性胃腸炎の報告数は 176 人で,前週より11 人多く,定点当たりの報告数は3.32 であった。
年齢別では,10~14 歳(37 人),1 歳(22人),20 歳以上(20 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(8.00),鹿児島市保健所(6.50),志布志保健所(4.67)の順に多い。

(2)ヘルパンギーナ
第27 週のヘルパンギーナの報告数は124 人で,前週より47 人多く,定点当たりの報告数は2.34 であった。
年齢別では,1歳,2歳(それぞれ42人),3歳(12人),6~11 ヶ月(10 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(12.75),鹿児島市保健所(4.33),加世田保健所(3.00)の順に多い。
川薩保健所が2 週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第27週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は59人で,前週より16人少なく,定点当たりの報告数は1.11 であった。
年齢別では,4 歳(11 人),2 歳(9 人),6 歳(8人)であった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(6.00),出水保健所(4.00),志布志保健所(2.67)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年7月11日更新)

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