令和2年・8週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、インフルエンザ~

2020年03月02日

令和2年 第8週(2月17日~2月23日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点 92,小児科定点 54 です。

・第 8 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1094 人で,前週より319 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.77),出水(1.33),鹿屋(3.20),名瀬(5.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:出水(13.67),川薩(7.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息12.0)】:鹿児島市(12.23),鹿屋(15.60)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿屋(1.60)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値 1.0)】:鹿児島市(1.15),加世田(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第 8 週の感染性胃腸炎の報告数は 459 人で, 前週より 80 人少なく,定点当たりの報告数は 8.50 であった。
年齢別では,10~14 歳(54 人),20~29 歳(51 人),1 歳,3 歳,4 歳(それぞれ 42 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所 (15.60),鹿児島市保健所(12.23),姶良保健所 (10.71)の順に多い。
鹿児島市保健所,鹿屋保健所が 5 週連続で流 行発生警報域である。

(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 8 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 169 人で,前週より25 人少なく,定点当たりの 報告数は 3.13 であった。
年齢別では,6 歳(27 人),5 歳(23 人),4 歳(22 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所 (13.67),川薩保健所(7.00),志布志保健所(5.33) の順に多い。
川薩保健所が 5 週連続で,出水保健所が 2 週連 続で流行発生警報域である。


(3)インフルエンザ
第 8 週のインフルエンザの報告数は 277 人で, 前週より 229 人少なく,定点当たりの報告数は 3.01 であった。
10~14 歳(55 人),6 歳(33 人),8 歳(22 人)の順 に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所 (6.63),伊集院保健所(5.83),川薩保健所,徳之島保健所(それぞれ5.00)の順に多い。



【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年2月28日更新)

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