令和2年・26週~感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2020年07月03日

令和2年 第26週(6月22日~6月28日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第26週の定点把握対象疾患の総報告数は433人で,前週より57 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:川薩(14.25)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
第 26 週の感染性胃腸炎の報告数は 165 人で,前週より5 人多く,定点当たりの報告数は3.11 であった。
年齢別では,10~14 歳(32人),1 歳(24人),8 歳(14人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(7.80),鹿児島市保健所(5.92),指宿保健所(5.50)の順に多い。


(2)ヘルパンギーナ
第26 週のヘルパンギーナの報告数は77 人で,前週より36人多く,定点当たりの報告数は1.45 であった。
年齢別では,1歳(49 人),2 歳(9 人),6~11 ヶ月(8人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(14.25),加世田保健所(2.33),指宿保健所(2.00)の順に多い。
川薩保健所が今週から流行発生警報域である。


(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 26 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 75 人で,前週より 1 人少なく,定点当たりの報告数は 1.42 であった。
年齢別では,3歳,4歳(それぞれ14人),5歳(10人),10~14 歳(8人)であった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(4.00),出水保健所,志布志保健所(それぞれ2.33),伊集院保健所(2.00)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年7月11日更新)

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