令和2年・34週~感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症~

2020年08月28日

令和2年 第34週(8月17日~8月23日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第34週の定点把握対象疾患の総報告数は422人で,前週より87 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:川薩(4.50)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:鹿児島市(2.50),鹿屋(2.80)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第34 週の感染性胃腸炎の報告数は139 人で,前週より29 人多く,定点当たりの報告数は2.62 であった。
 年齢別では,10~14 歳(30人),20歳以上(13 人),5歳(12 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(5.50),鹿児島市保健所,志布志保健所(それぞれ5.00),鹿屋保健所(3.60)の順に多い。

(2)ヘルパンギーナ
 第 34 週のヘルパンギーナの報告数は 94 人で,前週より18 人多く,定点当たりの報告数は1.77 であった。
 年齢別では,1 歳(44人),2 歳(14 人),6~11ヶ月(11人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(4.86),鹿屋保健所(2.80),鹿児島市保健所,指宿保健所(それぞれ2.50)の順に多い。
 鹿児島市保健所,鹿屋保健所6週連続で流行発生警報域である。

(3)RSウイルス感染症
 第 34 週のRSウイルス感染症の報告数は 53 人で,前週より37 人多く,定点当たりの報告数は1.00 であった。
 年齢別では,1 歳(24 人),6~11 ヶ月(10 人),0~5ヶ月(8 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.08),伊集院保健所(0.75),鹿屋保健所(0.20)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年9月11日更新)

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