平成30年・40週~、感染性胃腸炎 、流行性角結膜炎、ヘルパンギーナ~

2018年10月12日

平成30年 第40週(10月1日~10月7日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第40週の定点把握対象疾患の総報告数は770人で,前週より18 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(3.75),姶良(3.43)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:加世田(8.67)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:鹿屋(9.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第40 週の感染性胃腸炎の報告数は233人で,前週より16 人少なく,定点当たりの報告数は4.31 であった。
年齢別では,1 歳(38 人),2 歳(34 人),4 歳(25人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(10.33),志布志保健所(7.00),指宿保健所,姶良保健所,鹿屋保健所(それぞれ6.00)の順に多い。

(2)流行性角結膜炎
第40 週の流行性角結膜炎の報告数は21 人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は3.00 であった。
年齢別では,30~39 歳(5 人),20~29 歳(4人),1歳,10~14 歳,50~59歳(それぞれ2 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(9.00),川薩保健所(5.00),鹿児島市保健所(1.75)の順に多い。
鹿屋保健所が 2 週連続で,流行発生警報域となっている。

(3) RSウイルス感染症
第40 週のヘルパンギーナの報告数は137 人で,前週より22 人多く,定点当たりの報告数は2.54 であった。
年齢別では,1 歳(52 人),2 歳(41 人),3 歳(16人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(8.67),鹿児島市保健所(5.38),姶良保健所(2.86)の順に多い。
今週から加世田保健所が流行発生警報域となっている。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年10月12日更新)

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