平成30年・25週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年06月29日

平成30年 第25週(6月18日~6月24日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 25週の定点把握対象疾患の総報告数は 1048 人で,前週より 160人少ない報告数でした(4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(1.00),川薩(5.75),姶良(2.86)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(4.77),西之表(6.00),川薩(7.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(8.46),伊集院(3.50),出水(7.33),大口(7.00),志布志(4.33),
鹿屋(6.40),西之表(5.00),川薩(11.25),姶良(2.71)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 25 週の感染性胃腸炎の報告数は 403 人で,前週より 15 人少なく,定点当たりの報告数は 7.33 であった。
年齢別では,1 歳(66 人),4 歳(38 人),2 歳(37人),6 歳(37 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(17.33),指宿保健所(13.00),姶良保健所(11.29)の順に多い。

(2) 手足口病
第 25 週の手足口病の報告数は 279人で,前週より98人少なく,定点当たりの報告数は5.07であった。
年齢別では,1 歳(58 人),2 歳(46 人),4 歳(43人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(11.25),鹿児島市保健所(8.46),出水保健所(7.33)の順に多い。
鹿屋保健所が 9 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所が 7 週連続で,志布志保健所が 6 週連続で,伊集院保健所が 5 週連続で,出水保健所,姶良保健所が 4 週連続で,大口保健所が 3 週連続で,西之表保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 25 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 152 人で,前週より 23人少なく,定点当たりの報告数は 2.76 であった。
年齢別では,3 歳(30 人),5 歳(22 人),6 歳(17人),10~14 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.00),西之表保健所(6.00),鹿児島市保健所(4.77)の順に多い。
西之表保健所が 7 週連続で,鹿児島市保健所が 5週連続で,川薩保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月29日更新)

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