平成30年 第32週(8月6日～8月12日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点91，小児科定点53です。
・第 32週の定点把握対象疾患の総報告数は 837 人で，前週より 72 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱（開始 3.0，終息 1.0)】：川薩(5.00)，姶良(1.71)
【手足口病（開始 5.0，終息 2.0)】：鹿児島市(3.00)，西之表(5.00)

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） 感染性胃腸炎
第 32 週の感染性胃腸炎の報告数は 369 人で，前週より 32 人少なく，定点当たりの報告数は 6.96 であった。
年齢別では，1 歳(65 人)，2 歳(46 人)，3 歳(44人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，加世田保健所（17.33)，鹿児島市保健所（9.85)，姶良保健所（9.43)の順に多い。

（2）ＲＳウイルス感染症
第32週のＲＳウイルス感染症の報告数は170人で，前週より 45 人多く，定点当たりの報告数は 3.21 であった。
年齢別では，6～11 ヶ月(51 人)，1 歳(51 人)，0～5 ヶ月(35 人)，2 歳(22 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（5.69)，川薩保健所（5.25)，伊集院保健所（3.75)の順に多い。

（3） Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 32 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 83 人で，前週より 34 人少なく，定点当たりの報告数は 1.57 であった。
年齢別では，5 歳(14 人)，3 歳(12 人)，1 歳，6歳，8歳，10～14 歳(それぞれ 8人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，西之表保健所（4.00），名瀬保健所（4.00），川薩保健所（3.00），鹿児島市保健所（2.31）の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成30年8月17日更新)