令和3年 第38週(9月20日～9月26日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。

・第38週の定点把握対象疾患の総報告数は633人で，前週より80 人少ない報告数でした（4頁参照)。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：鹿児島市(6.92),加世田(4.33),出水(4.67), 姶良(6.86),鹿屋(7.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
　該当なし


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）RS ウイルス感染症
　第 38 週のＲＳウイルス感染症の報告数は 213 人で，前週より7人多く，定点当たりの報告数は3.94 であった。
　年齢別では，1歳（79人），2 歳（60 人）,3 歳（26 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，伊集院保健所（10.75)，鹿児島市保健所（8.77)，指宿保健所（7.00)の順に多い。

（2）手足口病
　第38 週の手足口病の報告数は212 人で，前週より51 人少なく，定点当たりの報告数は3.93 であった。
　年齢別では，2 歳（64 人），1 歳（55 人），3 歳（47 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所（7.00)，鹿児島市保健所（6.92)，姶良保健所（6.86)の順に多い。
　鹿児島市保健所が 8 週連続，出水保健所が 7 週連続，加世田保健所が 6 週連続，姶良保健所が 4 週連続，鹿屋保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

（3）感染性胃腸炎
　第38 週の感染性胃腸炎の報告数は129人で，前週より16 人少なく，定点当たりの報告数は2.39 であった。
　年齢別では，2 歳，10～14 歳（それぞれ 18 人），1 歳（16 人），4 歳（14 人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，加世田保健所（8.00)，鹿屋保健所（5.40)，指宿保健所（3.50)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2021年10月1日更新)