令和5年 第15週(4月10日～4月16日)

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点90，小児科定点53 です。(通常よりインフルエンザ 2減,小児科1減)
・第15週の定点把握対象疾患の総報告数は764人で，前週より128人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所 該当なし
・流行発生注意報の基準値以上の保健所 該当なし

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第15 週の感染性胃腸炎の報告数は356人で，前週より39 人多く，定点当たりの報告数は6.72 であった。
　年齢別では，2 歳（54 人），1 歳（53人），3 歳（50 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（11.23)，鹿屋保健所（10.40)，姶良保健所（9.57)の順に多い。

（2）RS ウイルス感染症
　第 15 週のＲＳウイルス感染症の報告数は 226 人で，前週より 99 人多く，定点当たりの報告数は4.26 であった。
　年齢別では，1 歳（114 人），6～11 ヶ月（40 人），2 歳（30 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（7.54)，川薩保健所（7.00)，鹿屋保健所（5.20)の順に多い。

（3）インフルエンザ
　第15 週のインフルエンザの報告数は75 人で，前週より29人少なく，定点当たりの報告数は0.83 であった。
　年齢別では，5 歳（11 人），6 歳（10 人），10～14 歳（9 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（2.14)，西之表保健所（2.00)，出水保健所（1.40）の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2023年4月21日更新)