平成30年・21週~、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 、~

2018年06月01日

平成30年 第21週(5月21日~5月27日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 21週の定点把握対象疾患の総報告数は 1232 人で,前週より 19人多い報告数でした(4頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:指宿(1.50),伊集院(4.00),出水(4.00),川薩(3.25),姶良(2.57)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(8.46),西之表(15.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(17.40)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(8.92),指宿(11.00),伊集院(5.25),志布志(5.33),鹿屋(10.80),
西之表(3.00),屋久島(6.00),川薩(4.75)
【伝染性紅斑(開始 2.0,終息 1.0)】:指宿(2.00)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(8.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 21 週の感染性胃腸炎の報告数は 505 人で,前週より 19 人少なく,定点当たりの報告数は 9.35 であった。
年齢別では,2 歳(66 人),4 歳(57 人),1歳(55人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(17.40),加世田保健所(15.67),鹿児島市保健所(13.08)の順に多い。
鹿屋保健所が 5 週連続で流行発生警報域である。

(2) 手足口病
第 21 週の手足口病の報告数は 310人で,前週より13人少なく,定点当たりの報告数は5.74であった。
年齢別では,1歳(91 人),2 歳(69 人),3 歳(53人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(11.00),鹿屋保健所(10.80),鹿児島市保健所(8.92)の順に多い。
鹿屋保健所が 5 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所,西之表保健所が 3 週連続で,指宿保健所,志布志保健所,屋久島保健所が 2 週連続で,伊集院
保健所が今週から,流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 21 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 205 人で,前週より 39人多く,定点当たりの報告数は 3.80 であった。
年齢別では,5 歳(34 人),3 歳(32 人),4 歳(31人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(15.00),鹿児島市保健所(8.46),川薩保健所(4.25)の順に多い。
西之表保健所が 3 週連続で,鹿児島市保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月1日更新)

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