令和3年 第33週(8月16日～8月22日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。

・第33週の定点把握対象疾患の総報告数は514人で，前週より28 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：鹿児島市(6.85),加世田(5.67),出水(5.33)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第33 週の感染性胃腸炎の報告数は161人で，前週より33人多く，定点当たりの報告数は2.98 であった。
　年齢別では，1 歳（28 人），10～14 歳（23 人）,2 歳（21 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，指宿保健所（7.00)，鹿児島市保健所（5.77)，志布志保健所（5.00)の順に多い。

（2）手足口病
　第 33 週の手足口病の報告数は 145 人で，前週より 2 人少なく，定点当たりの報告数は2.69 であった。
　年齢別では，1 歳（42 人），2 歳（31 人），3 歳（23 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（6.85)，加世田保健所（5.67)，出水保健所（5.33)の順に多い。
　鹿児島市保健所が3 週連続，出水保健所が2 週連続，加世田保健所が今週から流行発生警報域である。

（3）RS ウイルス感染症
　第33 週のＲＳウイルス感染症の報告数は76 人で，前週より25 人少なく，定点当たりの報告数は1.41 であった。
　年齢別では，2歳（21人），1 歳（19人），0～5ヶ月（15 人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，大口保健所（11.00)，鹿児島市保健所（3.00)，伊集院保健所（2.50)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2021年8月27日更新)