平成30年・41週~、感染性胃腸炎 、流行性角結膜炎、ヘルパンギーナ~

2018年10月19日

平成30年 第41週(10月8日~10月14日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第41週の定点把握対象疾患の総報告数は594人で,前週より176 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(3.25)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:加世田(4.33)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:鹿屋(7.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第41 週の感染性胃腸炎の報告数は249人で,前週より16 人多く,定点当たりの報告数は4.61 であった。
年齢別では,1 歳(33 人),10~14 歳(29 人),4 歳(28 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(9.00),加世田保健所(6.67),指宿保健所と伊集院保健所(それぞれ6.50)の順に多い。

(2)流行性角結膜炎
第41 週の流行性角結膜炎の報告数は16 人で,前週より5人少なく,定点当たりの報告数は2.29 であった。
年齢別では,30~39 歳(5人),1 歳,7歳,60~69歳(それぞれ2 人),5 歳,9 歳,20~29歳,50~59歳,70 歳以上(それぞれ1人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(7.00),川薩保健所(3.00),鹿児島市保健所(1.50)の順に多い。
鹿屋保健所が3 週連続で流行発生警報域である。

(3) ヘルパンギーナ
第41 週のヘルパンギーナの報告数は98 人で,前週より39 人少なく,定点当たりの報告数は1.81 であった。
年齢別では,1 歳(39 人),2 歳(24 人),3 歳(13人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(4.33),鹿児島市保健所(3.69),指宿保健所(3.50)の順に多い。
加世田保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年10月19日更新)

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