平成30年・24週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年06月22日

平成30年 第24週(6月11日~6月17日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 24週の定点把握対象疾患の総報告数は 1208 人で,前週より 76人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:伊集院(1.25),出水(2.00),川薩(5.50),姶良(2.86)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(6.54),西之表(10.00),川薩(5.50)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(10.46),加世田(3.33),伊集院(6.75),出水(6.67),大口(7.00),
志布志(4.00),鹿屋(6.80),川薩(25.50),姶良(2.86)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(4.00),

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 24 週の感染性胃腸炎の報告数は 418 人で,前週より 26 人少なく,定点当たりの報告数は 7.74 であった。
年齢別では,1 歳(62 人),2 歳(51 人),4 歳(42人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(12.67),姶良保健所(11.57),指宿保健所(11.00),大口保健所(11.00)の順に多い。

(2) 手足口病
第 24 週の手足口病の報告数は 377人で,前週より7 人多く,定点当たりの報告数は 6.98 であった。
年齢別では,2 歳(76 人),1 歳(75 人),4 歳(63人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(25.50),鹿児島市保健所(10.46),大口保健所(7.00)の順に多い。
鹿屋保健所が 8 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所が 6 週連続で,志布志保健所が 5 週連続で,伊集院保健所が 4 週連続で,加世田保健所,出水保健所,姶良保健所が 3 週連続で,大口保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 24 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 175 人で,前週より 23人少なく,定点当たりの報告数は 3.24 であった。
年齢別では,4 歳(27 人),3 歳(23 人),5 歳(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(10.00),鹿児島市保健所(6.54),川薩保健所(5.50)の順に多い。
西之表保健所が 6 週連続で,鹿児島市保健所が 4週連続で川薩保健所が 2 週連続で,流行発生警報域
である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年6月22日更新)

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