令和2年・47週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群レンサ球菌咽頭炎~

2020年11月27日

令和2年 第47週(11月16日~11月22日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第47週の定点把握対象疾患の総報告数は542人で,前週より49 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:名瀬(6.67),川薩(2.50)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:鹿児島市(1.77),鹿屋(1.60)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 47 週の感染性胃腸炎の報告数は 203 人で,前週より 15 人多く,定点当たりの報告数は 3.76 であった。
 年齢別では,1歳(32 人),10~14 歳(28人),2 歳,4 歳(それぞれ23 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(8.38),指宿保健所(5.50),伊集院保健所(4.75)の順に多い。

(2)RS ウイルス感染症
 第47 週のRSウイルス感染症の報告数は120 人で,前週より4 人少なく,定点当たりの報告数は2.22 であった。
 年齢別では,1 歳(44 人),2 歳(24 人),5 ヶ月以下,6~11ヶ月(それぞれ17 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(5.33),川薩保健所(4.50),鹿屋保健所(4.00)の順に多い。

(3)A 群レンサ球菌咽頭炎
 第 47 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は45 人で,前週より 20 人少なく,定点当たりの報告数は0.83 であった。
 年齢別では,4 歳(9人),7 歳(8 人),5歳(6 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(5.00),川薩保健所(2.00),鹿児島市保健所(1.46)の順に多い。

 ※ 第 46 週報、☆定点報告疾患の(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎に,「川薩保健所が 17 週連続,名瀬保健所が5 週連続で流行発生警報域です。」と記載してありますが,流行発生警報域に該当する保健所はありませんでしたので,訂正します。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年11月27日更新)

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