平成29年30週~ 手足口病・感染性胃腸炎・ヘルパンギーナ~

2017年08月04日

平成29年 第29週(7月24日~7月30日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 30 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1242 人で,前週(1173 人)より 69 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(1.67),鹿屋(1.60),西之表(4.00),屋久島(10.50),姶良(1.71)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(8.77),志布志(4.00),鹿屋(11.00),川薩(7.25),姶良(6.43)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(5.00),加世田(6.00),鹿屋(6.00),川薩(8.00)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(3.00),西之表(10.00),
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(4.40),川薩(3.25)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)手足口病
第 30 週の手足口病の報告数は 297人で,前週より8 人少なく,定点当たりの報告数は 5.50 であった。
年齢別では,1歳(104 人),2 歳(70 人),4 歳(28人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(11.00),鹿児島市保健所(8.77),川薩保健所(7.25)の順に多い。
鹿屋保健所が 12 週連続,志布志保健所が 11 週連続,川薩保健所が 8 週連続,鹿児島市保健所が 6 週連続,姶良保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(2) 感染性胃腸炎
第 30 週の感染性胃腸炎の報告数は 295 人で,前週より 15 人多く,定点当たりの報告数は 5.46 であった。
年齢別では,1歳(65 人),2 歳(51 人),6~11 ヶ月(26 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(14.33),鹿屋保健所(12.80),姶良保健所(12.00)の順に多い。

(3) ヘルパンギーナ
第 30 週のヘルパンギーナの報告数は 195 人で,前週より 37 人多く,定点当たりの報告数は 3.61 であった。
年齢別では,1歳(64 人),2 歳(39 人),3 歳(33人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.00),加世田保健所(6.00),鹿屋保健所(6.00),水保健所(5.33)の順に多い。
指宿保健所が6週連続,加世田保健所が4週連続,鹿屋保健所と川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年8月4日更新)

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