令和3年 第9週(3月1日～3月7日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。

・第9週の定点把握対象疾患の総報告数は559人で，前週より83人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
該当なし。
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘（基準値1.0)】：川薩(1.25)


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第 9 週の感染性胃腸炎の報告数は 377 人で，前週より58 人多く，定点当たりの報告数は6.98 であった。
　年齢別では，1歳（74人），2 歳（63 人）,3 歳（37 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（11.31)，鹿屋保健所（10.00)，志布志保健所（9.67)の順に多い。

（2）A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
　第9週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は59人で，前週より23人多く，定点当たりの報告数は1.09 であった。
　年齢別では，4歳（12人），5 歳，6 歳（それぞれ10人），2 歳（8人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（2.67)，鹿児島市保健所（2.15），伊集院保健所，川薩保健所（それぞれ2.00)の順に多い。

（3）RS ウイルス感染症
　第9週のＲＳウイルス感染症の報告数は42人で，前週より16 人少なく，定点当たりの報告数は0.78 であった。
　年齢別では，2 歳（18 人），1 歳（10 人），0～5 ヶ月（6人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（4.33)，名瀬保健所（3.00)，川薩保健所（1.25)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2021年3月12日更新)