平成30年4週~ インフルエンザ、 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2018年02月02日

平成30年 第4週(1月22日~1月28日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 4 週の定点把握対象疾患の総報告数は 6741 人で,前週(8906 人)より 2165 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。

【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】鹿児島市(69.70),指宿(68.00),加世田(43.50),伊集院(65.50),出水(73.20),大口(41.67),志布志(52.20),鹿屋(71.63),西之表(75.50),屋久島(24.50),名瀬(68.00),徳之島(32.20),川薩(101.29),姶良(52.91)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:姶良(3.14)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(10.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(24.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(3.60)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 4週のインフルエンザの報告数は 5827 人で,前週より 2220 人少なく,定点当たりの報告数は 62.66であった。
年齢別では,10~14 歳(1294 人),6 歳(458 人),7歳(414 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(101.29),西之表保健所(75.50),出水保健所(73.20)の順に多い。
今週は,14 保健所全てが流行発生警報域となっています。

(2) 感染性胃腸炎
第 4 週の感染性胃腸炎の報告数は 506 人で,前週より8人多く,定点当たりの報告数は9.20であった。
年齢別では,1歳(66 人),10~14 歳(65 人),2歳(57 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(24.50),姶良保健所(14.86),加世田保健所(14.00)の順に多い。
指宿保健所が 2 週連続で流行発生警報域となっています。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 4 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は162 人で,前週より 18 人多く,定点当たりの報告数は 2.95 であった。
年齢別では,6 歳(29 人),5 歳(25 人),4 歳(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(10.00),鹿児島市保健所(4.92),姶良保健所(3.43)の順に多い。
川薩保健所が 2 週連続で流行発生警報域となっています。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年2月2日更新)

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