平成30年・19週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 ~

2018年05月18日

平成30年 第19週(5月7日~5月13日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 19 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1196 人で,前週より 394人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:指宿(3.00),出水(3.00),川薩(3.50),姶良(3.14)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:大口(4.00),西之表(13.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:鹿屋(33.40)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(6.85),鹿屋(7.20),西之表(9.00),川薩(6.75)
【流行性角結膜炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(9.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 19 週の感染性胃腸炎の報告数は 573 人で,前週より 220 人多く,定点当たりの報告数は 10.61 であった。
年齢別では,10~14 歳(81人),4 歳(60 人),3歳(58 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(33.40),鹿児島市保健所(13.62),指宿保健所(12.00)の順に多い。
鹿屋保健所が 3 週連続で,流行発生警報域となっている。

(2) 手足口病
第 19 週の手足口病の報告数は 208人で,前週より71 人多く,定点当たりの報告数は 3.85 であった。
年齢別では,1 歳(54 人),2 歳(47 人),3 歳(41人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(9.00),鹿屋保健所(7.20),鹿児島市保健所(6.85)の順に多い。
鹿屋保健所が 3 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所,西之表保健所が今週から,流行発生警報域となっている。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 19 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 186 人で,前週より 62人多く,定点当たりの報告数は 3.44 であった。
年齢別では,4 歳(30 人),5 歳(26 人),7 歳(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(13.00),鹿児島市保健所(6.46),志布志保健所(4.33)の順に多い。
大口保健所が 3 週連続で,西之表保健所が今週から流行発生警報域となっている。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月18日更新)

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