平成31年 第15週(4月8日～4月14日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第15週の定点把握対象疾患の総報告数は1004 人で，前週より120人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：伊集院(1.00),出水(1.67),西之表(2.00)
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：志布志(10.00)
【流行性角結膜炎（開始8.0，終息4.0)】：川薩(10.00)

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） 感染性胃腸炎
第15 週の感染性胃腸炎の報告数は518人で，前週より24 人多く，定点当たりの報告数は9.59 であった。
年齢別では，1 歳(119 人)，2 歳(64 人)，3歳，10～14 歳(それぞれ51人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（16.08)，川薩保健所（15.00)，加世田保健所（14.33)の順に多い。

（2）流行性角結膜炎
第15 週の流行性角結膜炎の報告数は18 人で，前週より3人多く，定点当たりの報告数は2.57 であった。
年齢別では，40～49 歳(6 人)，50～59 歳(4 人)，20～29歳，30～39歳(それぞれ2人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（10.00)，姶良保健所（5.00)，鹿屋保健所（1.00)の順に多い。

（3）A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 15 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は105 人で，前週より2 人多く，定点当たりの報告数は1.94 であった。
年齢別では，5 歳(17 人)，4 歳(16 人)，6 歳(13人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，大口保健所（6.00)，鹿児島市保健所（3.77)，姶良保健所（2.71)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成31年4月19日更新)