平成29年37週~感染性胃腸炎、 手足口病、RSウイルス感染症~

2017年09月22日

平成29年 第37週(9月11日~9月17日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 37 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1062 人で,前週(1121 人)より 59 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(1.33),志布志(2.67),西之表(9.00),姶良(6.43)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(6.62),加世田(2.00),志布志(5.67),屋久島(3.00),川薩(10.25),姶良(4.14)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:加世田(3.33),西之表(13.00),川薩(4.25)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.00),鹿屋(4.40),西之表(15.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 37 週の感染性胃腸炎の報告数は 259 人で,前週より 40 人少なく,定点当たりの報告数は 4.80 であった。
年齢別では,2 歳(34 人),1歳(33 人),3 歳(30人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(15.50),姶良保健所(9.57),鹿屋保健所(8.60)の順に多い。

(2) 手足口病
第 37 週の手足口病の報告数は 231人で,前週より25 人多く,定点当たりの報告数は 4.28 であった。
年齢別では,1歳(98 人),2 歳(39 人),6~11 ヶ月(37 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(10.25),鹿児島市保健所(6.62),志布志保健所(5.67)の順に多い。
川薩保健所が 15 週連続,鹿児島市保健所が 13 週連続,姶良保健所が 9 週連続,加世田保健所と屋久島保健所が 4 週連続,志布志保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) RSウイルス感染症
第37週のRSウイルス感染症の報告数は165人で,前週より 36 人少なく,定点当たりの報告数は 3.06であった。
年齢別では,1歳(62 人),6~11 ヶ月(39 人),0~5 ヶ月(29 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(11.00),西之表保健所(9.00),加世田保健所(7.67)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月22日更新)

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